ストレッチと比べて“MFRは長持ち”!伸張性と痛み改善の持続時間を科学的に解説

🧪 今回ご紹介する研究

MFRの効果持続時間に関する比較検討

▶︎ CiNii Research(2025年更新、第45回日本理学療法学術大会抄録)

💡 研究デザインと方法

  • 対象:腰部・下肢に既往のない健康な31名(平均25歳)
  • 群分け:
    • MFR群:ハムストリングス後面に180秒ずつMFR施行(腹臥位)
    • ストレッチ群:ハムストリングスに30秒×3セットの静的ストレッチ(背臥位)
    • 対照群:介入なし
  • 評価指標:
    • ASLR/PSLR(自動・他動SLR)
    • FFD(立位体前屈)
    • SFE(長座体前屈)
  • 測定タイミング:介入直後、30分、60分、120分後、翌日1日後、2日後 

✅ 主な結果と解釈

① ハムストリングスの伸張性に差

  • PSLR(他動SLR)では、60分以降、MFR群がストレッチ群より有意に高い伸張角を示しました。
  • つまり、MFRはストレッチより“伸びやすさ”の持続性が高いといえます。 

② 1日以上の持続効果もあり

  • ASLR・PSLR・SFEはいずれも、MFR群で1日以上にわたり有意な改善が継続。
  • それに対して、FFD(立位前屈)は有意差ナシでした。 

 

🔚 まとめ

  • MFRはストレッチと比較して他動的な伸張性改善が60分後以降に優位
  • 1日以上の改善効果が立証されており、持続力が強み
  • セルフケアや治療頻度の目安として、1日1回のMFRがコスパ良し!

「朝のMFRで日中が楽に!」なるかも

コメント

タイトルとURLをコピーしました